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(第13回)
<<ペンタックスの1眼レフのお話>>

  2004年4月


ペンタックスの最初の1眼レフ・アサヒフレックスは
1952年に発売されました。
国産の1眼レフとしては最初の機種で、
まだペンタプリズムもクイックリターンミラーも無く、
ノブ巻上げ・巻き戻しでした。
主に研究用などでよく使われたようです。

写真1
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(写真1:アサヒフレックスIA)


その後ペンタプリズムが採用された
アサヒペンタックス(通称AP)が発売され、
K/S2/S3型と改良が進み、SVで
ほぼ現在のMF1眼レフと同じ機構が完成しました。

写真2
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(写真2:K)


1964年発売のSPではレンズを通した光量を測る
TTL方式露出計が内蔵され大ヒット商品となりました。

写真3
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(写真3:SP)


更には絞り解放測光を可能にしたSPF、
世界初の絞り優先AE機
ESと進化していきました。

ここまではM42マウント(スクリューマウント)でしたが、
1975年からはバヨネットマウントのKマウントとなり、
KX/KM/K2が発売されました。
その後、小型・軽量化されたMX・ME、
高級機LX、
プログラムAE可能なスーパーA等が
発売されました

写真4
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(写真4:MX)



1985年には本格的AF機SFXが発売され
AF機は現在も進化を続けています

写真5
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(写真5:SFXn)



レンズ購入のポイント


マウントは大きくスクリューと
バヨネットの2つに分けられます。
 
スクリューマウントは下記のように
分類できます

「あ」 アサヒフレックス用タクマー(37mm) プリセット絞り
「い」 AP用タクマー(42mm) プリセット絞り
「う」 K〜S2用オートタクマー(42mm) 半自動絞り
「え」 SV、SP用スーパータクマー(42mm) 完全自動絞り
「お」 SPF、ES用SMCタクマー(42mm) 自動絞り・絞り情報伝達


「あ」は37mm径でアサヒフレックス専用です。
M42アダプターを使用すると
AP以降にも使用できます。
絞りはプリセット式です。

写真6
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(写真6:37mm径と42mm径)



「い」以降は42mm径で
いわゆるプラクチカマウントです。
他社でも採用されていたマウントですので
相互乗り入れが可能です。
マウントアダプターKを使用することで
バヨネットマウントのカメラでも使用できます。
(ただし絞り込み測光になります)

「い」のタクマーはプリセット絞りです。
撮影直前に絞りを自分で
合わせる必要があります。
「う」のオートタクマーは半自動絞りです。
撮影時に自動的に絞りますが、
撮影後は手動で絞りを
復帰させる必要があります。

写真7
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(写真7:絞り復帰レバー)


「え」のスーパータクマーは完全自動絞りです。
ただ、SPに装着して露出計をONにすると、
測光のために絞り込みます。

「お」のSMCタクマーは絞り情報を
カメラに伝達する機構が入っています。
SPF・ESに装着すると解放測光が可能です。

写真8
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(写真8:絞り情報伝達機構の有無)


バヨネットマウントは作られた年代、
機能によって以下のような区別があります

 
「か」 Kマウント Kレンズ 初期バヨネット
「き」 Kマウント Mレンズ 小型化
「く」 KAマウント Aレンズ プログラムAE対応
「け」 KAFマウント Fレンズ AF対応
「こ」 KAFマウント FAレンズ デザイン変更、AF対応
「さ」 KAF2マウント FAレンズ パワーズーム、AF対応
「し」 KAFマウント FAJレンズ 絞りリング省略、AF対応
「す」 KAFマウント DAレンズ デジタルカメラ専用、AF対応

バヨネットマウントは基本的に同じなので
ペンタックスのバヨネットマウントカメラなら
どれでも使用できます(機能の制限があります)
「か」と「き」は機能的な差異はなく、
MレンズはMX・ME用にKレンズを小型化したものです。

「く」のKAマウントは絞りにAポジションが追加、
マウント部に電気信号ピンが追加され、
シャッター優先AE・プログラムAEが使用できます。

写真9
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(写真9:電気信号ピン)


「け」以降のKAFマウントはAF対応で、
AF駆動用カプラーが追加されています。

写真10
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(写真10:AFカプラー)


「け」と「こ」にも機能的な差はありません。
FAレンズになってデザインが一新され
ピントリングもMFが使いやすいように変更されました。
中古も含め現在一般的に手に入るAFレンズは
ほぼFA以降のタイプです


「さ」のKAF2マウントには
パワーズーム(電動ズーム)対応ピンが
追加されています。
初期のFAズームレンズは
すべてパワーズームでしたが、
最近はこの接点を持たないFAズーム
(つまり手動ズーム)のレンズがほとんどです。
そのため最新のボディにはこのパワーズーム用接点が
ないものが多いのでパワーズームを使いたいと
思っている人は注意が必要です。


最近では絞りリングを省略したFAJレンズや
デジタルカメラ専用のDAレンズがあります

MFカメラを買う際にはもちろんですが
ペンタックスのAFカメラはニコン以上に
絞りリングを必要とする機種が多いので
ご注意ください


なんだか注意ばかりで大変そうですが
迷ったら まず相談
購入時にご不明の点がありましたら
お気軽にお問い合わせください


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